リーダー+30
米国テーマパーク流の
30人までの最適な組織づくり
「そんな会社にしたいなぁ」
テーマパークや遊園地における組織設計、その組織での仕事の成果をお話したときに、経営者さんがポロっとおっしゃった一言です。
遊園地は大きいところで600種類の業種が集まっています。
アトラクション操作、メンテナンス、物販、飲食など・・・飲食だって、料理を作る人、ホールを担当する人、メニューを考える人、メニュー表のデザインを考える人、レストランを建設する人など多くの人がかかわっています。水道・電気・ガスなどのインフラ管理の人もいますので、遊園地を経営することは、もはや街を経営することと同じです。
そんな多種多様な人々の集まりです。同じ会社(遊園地)でお客様に楽しんでいただきたいという共通の思いを持っていても、簡単に一致団結できるものではありません。中小企業診断士として多くの企業の組織設計を行ってきましたが、組織設計は遊園地やテーマパークが一番ハードルが高いと今でも感じています。
ではどうやってチームビルディングをしているのでしょうか?
テーマパークや遊園地に勤務したことのある約37万人の発言や行動の特性から、個性を分類し、その相性で組織を設計したり、コミュニケーションの取り方を相手によって変えたりすることで、チームワークを高めているのです。米国のテーマパークにて、統計学や心理学などを活用してチームビルディングしていることを学んだ内容です。
この手法を弊社ではリーダー+30と呼んでいます。各部門は、30人規模のチームの集まりであることが多く、一人のリーダーの下に5人のサブリーダー、それぞれのサブリーダーの下に5人のメンバー、リーダーと30人のチームなのでリーダー+30と呼んでいます。
リーダー+30は以下のフローで行います。
リーダー+30
①アンケート回答やヒアリングによる個性分類(タイプ分け)
②タイプ別でのコミュニケーションアドバイス
③タイプ別での適材適所検討、組織設計
※タイプ別のコミュニケーションなどを体感するボードゲーム「アッパーランド」もあります。
①個性の分類(タイプ分け)
アンケート回答結果から自己分析ができます
所要時間30分程度のアンケートに回答いただきます。
アンケートの内容ですが、例えば
「旅行先の朝食がバイキングでした。あなたはどれを優先的に選びますか?」
①好きなもの ②体に良さそうなもの ③その土地ならではのもの
このようにビジネスには関係ないような項目ばかりですので、気軽に答えていただけます。
アンケート結果およびヒアリング結果から、お答えいただいた方々の強みや弱みなどをお伝えします。組織設計において相手を知る前にまず自分からということで、自己分析としてももちろん使っていただけます。そして、個性をそれぞれのタイプで分類します。このタイプは②のコミュニケーションアドバイスや③の組織設計でも使っていきます。
②タイプ別でのコミュニケーションアドバイス
コミュニケーションの極意は相手によってこちらを変えること
①で個性のタイプ分けを行ったら、相手のタイプが好むコミュニケーションの取り方がわかります。例えば結論から話すだけでいいのか、結論から話した後に最初から順番に話した方がいいのか、そもそも結論や説明はいらないのかなどです。タイプが同じであれば自分が好むコミュニケーションでいいのですが、以下のようにエモーショナータイプの人がアナリストタイプの人に対してエモーショナータイプの人が好むコミュニケーションをとっても、うまくいきません。どうすればいいのかをアドバイスします。
この段階でコミュニケーションが改善するだけでも、お互いに気持ちよく協力できる関係となり、チームワークは非常に強くなります。
結論から話していいの?
感情と事実
どちらを重要視?
ハッキリ言ってほしい性格?
メールで伝えた方がいい?
③タイプ別での適材適所、組織設計
タイプ別で適材適所な組織設計が可能になります
個性によって得意な仕事、苦手な仕事もあります。もちろんご本人の意向次第ですが、任せるべき仕事内容もタイプ別にフィルターをかけることができます。さらに組織の構築に際して、例えばA課長には誰が相性がいいのか、B課長には誰が相性がいいのかもわかります。それが全てではありませんが、相性がいいだけでも組織のパフォーマンスは間違いなく改善します。
A課長
B課長
ウォッチャータイプのCさんはどちらの課が適しているでしょうか?
上記のようなシチュエーションでも検討材料として個性の分類が活かされます。各課長との相性や横のメンバーとの相性、仕事の相性など事前にある程度分かっていれば、成果も出せますし、何よりも働いている人たちがハッピーになれます。人間関係のストレスが少なく働けるからです。ご興味がある方はぜひ一度お問い合わせください。